重要物捜索作業とは?家の中の貴重品・大切な書類を探すサービスの内容と料金を解説

相続や親の施設入所の手続きを進める段階になってから、「通帳や権利証を確認したいのに見当たらない」と慌てる方は少なくありません。

期限が迫っているうえ、探す時間も十分にとれないとなれば、なおさら焦りは募るばかりです。

自分たちだけで探しきれないときは、貴重品や重要書類の捜索だけを専門業者へ頼む方法もあります。

家財すべての片付けまでは依頼せず、探し物のみを任せることが可能です。

この記事では、貴重品の捜索サービスの内容・対象となる品物・依頼前に確認しておきたいポイントについて詳しくまとめました。

あわせて、株式会社昇永が提供する「重要物捜索作業」の具体的な料金や依頼の流れもお伝えします。

重要物捜索作業とは?貴重品や重要書類の捜索を頼めるサービス

重要物捜索作業とは?貴重品や重要書類の捜索を頼めるサービス

重要物捜索作業とは、家の中で見つからない貴重品や大切な書類を、専門のスタッフが探すサービスのことです。

ここでは、作業の特徴を詳しく解説します。

「探すこと」に特化したサービス

重要物捜索作業は「探し物を見つけること」が目的です。

遺品整理や不用品の処分とは切り離して、捜索だけを単独で依頼できる業者もあります。

家財や不用品の処分をともなう作業ではないため、作業が終わったあとも室内の物の量は基本的に変わらないままです。

家財を処分せずに済むので、実家をどうするかまだ決まっていない段階でも利用できます。

たとえば、「親が施設に入ったあとも家は残しておきたい」「家族間で片付けの話し合いがまとまっていない」という場合でも、必要な物だけを探してもらうことが可能です。

依頼主からの情報をもとに専門スタッフが捜索

「家族で何日も探して見つからなかったのに、ほかの人が探して見つかるのだろうか」と感じる方もいるかもしれません。

家族の探し方との違いは、1つの場所をどこまで細かく確かめるかにあります。

自分たちで探すと、引き出しを開けて上からのぞき、見当たらなければ次へ移ってしまいがちです。

専門スタッフは、引き出しなら中身をすべて出し、引き出しを抜いて奥や裏側まで確かめてから次の場所へ進みます。

複数名で作業する場合は担当する範囲を分けながら、見ていない場所を順に減らしていきます。

どこから確認するかを決める大事な手がかりになるのが、依頼主からの情報です。

捜索の前に、探してほしい物の特徴や最後に見た場所、保管場所の心当たりなどを聞き取ります。

「大事な書類は1か所にまとめていた」といった日常の様子から、優先して見る場所を絞り込むこともあります。

ただし、探している物が必ず見つかるとは限りません。

持ち主がすでに処分していたり、外出先でなくしていたりすると、家の中をどれだけ探しても出てこないためです。

また、家の中にあっても、限られた時間のなかでは確認しきれない場所が残ることもあります。

重要物捜索作業で探せる貴重品と重要書類

重要物捜索作業で探せる貴重品と重要書類

重要物捜索作業などの捜索サービスでは、貴重品や相続手続きに関わる書類を探せます。

ここでは、主な捜索対象を次の3つに分けて紹介します。

  • 現金・通帳・印鑑などの貴重品
  • 権利証・保険証券などの重要書類
  • 指輪・ネックレスなどの貴金属

主な捜索対象とあわせて、家族だけでは見つけにくい理由も見ていきましょう。

現金・通帳・印鑑などの貴重品

対象となる主な貴重品は次の物です。

  • 現金
  • 通帳
  • キャッシュカード
  • 銀行印
  • 実印

現金や通帳は、持ち主がとくに用心してしまい込む物でもあります。

防犯のために通帳と印鑑を別々の場所に保管している方も少なくありません。

また、現金を古い封筒や空き箱に入れ、さらにそれを洋服の間に挟むなど、人目につかない場所にしまっているケースもあります。

用心して隠されていた物ほど、家族が「このあたりにあるだろう」と探しても簡単には見つかりません。

専門スタッフは、探す物ごとにしまわれやすい場所から確認していきます。

たとえば、通帳なら引き出しや書類の間、現金を入れた封筒なら衣類や本の間、印鑑なら小物入れやバッグの内ポケットといった具合です。

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通帳が見つからない場合の相続手続きについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:通帳が見つからない場合でも相続手続きはできる?進め方や探し方を解説

権利証・保険証券などの重要書類

捜索の対象となる主な重要書類は以下のとおりです。

  • 権利証(登記済証)
  • 登記識別情報通知
  • 保険証券
  • 遺言書
  • 各種契約書

書類探しで苦労するのが紙を仕分ける作業です。

長く暮らした家では、ダイレクトメール・公共料金の領収書・家電の説明書などの紙類が、引き出しにたまっていることがあります。

開封されないまま積まれた封筒の中に、保険会社からの大切な通知が紛れているかもしれません。

差出人を確認していくだけでも、思った以上に時間がかかります。

権利証や古い保険証券は、ふだん目にする機会が少ない書類です。

実物を見たことがなければ、それが探している書類なのか判断に迷うこともあります。

専門業者に依頼することで、大量の書類を1通ずつ確かめていくような、時間と根気のいる作業を任せられます。

指輪・ネックレスなどの貴金属

対象となる主な貴金属は以下のとおりです。

  • 指輪
  • ネックレス
  • イヤリング・ピアス
  • 腕時計
  • 金貨
  • 金・プラチナ製品

アクセサリーだからといって宝石箱から出てくるとは限らず、思いもよらない場所で見つかるケースも少なくありません。

たとえば、水仕事の前に外した指輪を食器棚に置いたままにしていたり、エプロンのポケットに入れたまま忘れたりすることもあります。

思い当たる場所から見つからなければ、衣類のポケット・古い財布・バッグの中など範囲を広げた捜索も必要です。

小さな物も見落とさないように、専門スタッフは目で見るだけでなく手でさわって確認する作業をおこないます。

重要物捜索作業の利用を検討したいケース

重要物捜索作業の利用を検討したいケース

重要物捜索作業は、家族だけで探すことに限界を感じたときに検討したいサービスです。

とくに、次のような状況に当てはまる方に向いています。

  • 自分で探しても見つからなかった
  • 家の中に物が多く探すのが難しい
  • 実家が遠方で何度も探しに行けない
  • 相続手続きの期限が迫っている
  • 遺品整理や不用品処分の前に探しておきたい

それぞれのケースを以下で詳しく解説します。

自分で探しても見つからなかった

タンス・引き出し・金庫・本棚など、ひととおり探したのに見つからない、というケースです。

家族が探すと、「大切な物はここにしまってあるはず」という思い込みから、それ以外の場所を無意識に飛ばしてしまうことがあります。

「几帳面な父なら、書類は書斎の机にまとめているはず」と考え、台所や古新聞の束はリストに入れていなかった、というのはその一例です。

業者に依頼した場合は、家族とは別の視点から、先入観を持たずに探してもらえます。

「こんな場所にあるわけがない」という前提がないため、家族が素通りしていた場所も確認の対象です。

仮に見つからなかったとしても、専門スタッフが探したうえでの結果であれば、気持ちの区切りをつけやすくなります。

いつまでも探し続けるのではなく、再発行や代わりとなる手続きへ切り替えることもできます。

家の中に物が多く探すのが難しい

生前整理がされないまま長く住み続けた家には、衣類・日用品・書類が大量に残っているケースも多いものです。

心当たりの場所になければ、押し入れの段ボールや収納ケースを1つずつ開けて、中身を確認していくことになります。

物が積み重なった家では、貴重品を探すだけでも大量の荷物を動かすことになり、時間だけでなく体力も必要です。

重い衣装ケースを下ろそうとして腰を痛めたり、足元の荷物につまずいて転んだりする危険もあります。

専門業者に依頼すれば、荷物を動かしながら収納の中身を確認していくような体力のいる作業を、自分たちでしなくて済みます。

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物があふれた家で通帳を探すときの手順や、通帳が見つかりやすい場所については、こちらの記事で紹介しています。

関連記事:ゴミ屋敷から通帳を探す方法|よくある保管場所と見つからないときの対処法

実家が遠方で何度も探しに行けない

実家が遠く、探し物のために何度も帰省するのは難しいという方にも、利用を検討していただきたいサービスです。

仕事や家庭の都合で行ける日が限られているなか、貴重品を探すためだけに何日も休みを取るのは難しいものです。

新幹線や飛行機を使う距離であれば、交通費や移動時間も負担になってしまいます。

現地の業者に捜索を任せれば、限られた帰省の時間を、役所や銀行での手続き・親族への対応・お墓参りなど、ほかの大切な用事にあてられます。

現地へ行けない方のために、立ち会いなしで対応している業者もあるので、相談の際に確認しておきましょう。

相続手続きの期限が迫っている

相続に関する手続きの期限が迫っているのに、通帳や重要書類が見つからず、探す時間もとれないケースです。

相続放棄には相続の開始を知ってから原則3ヵ月、相続税の申告が必要な場合は原則10ヵ月という期限があります。

通帳などは手続きに必ずしも必要とは限りませんが、預貯金や財産の状況を確認するための大切な手がかりです。

期限が近づいて焦ると、同じ引き出しを何度も開けたり、探したはずの場所が気になって先へ進めなくなったりしがちです。

捜索を専門スタッフに任せれば、ほかの手続きの準備に時間を回せるようになり、気持ちの余裕にもつながります。

参考:e-Gov法令検索「民法915条1項(相続の承認又は放棄をすべき期間)」

   国税庁「No.4202 相続税の申告のために必要な準備」

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相続放棄の期限が迫っている場合、すみやかに財産状況を把握する必要があります。財産調査の手順や、期限に間に合わない場合の対処法については、こちらの記事で解説しています。

関連記事:相続放棄まで3ヵ月!財産調査の手順と間に合わないときの対処法

遺品整理や不用品処分の前に探しておきたい

遺品整理や実家の売却・解体に向けて片付けを始めたいものの、通帳や貴金属など、まだ見つかっていない物があるというケースです。

片付けと捜索を同時に進めようとすると、大量の荷物を仕分けながら、貴重品にも注意を払わなければなりません。

現金が衣類のポケットに入ったままだったり、重要書類が新聞紙に紛れていたりしても、気づかず捨ててしまうおそれもあります。

一度処分してしまった物を取り戻すのは困難です。

先に専門業者へ捜索だけを依頼しておけば、「大切な物が紛れているかも」という心配が減り、片付けや処分を進めやすくなります。

重要物捜索作業を依頼する前に準備・確認しておきたいこと

重要物捜索作業を依頼する前に準備・確認しておきたいこと

作業をスムーズに進め、家族間でのトラブルを防ぐためには、事前の準備や確認が大切です。

ここでは、業者へ依頼する前に確認しておきたい3つのポイントを解説します。

家族やほかの相続人に相談しておく

業者に連絡する前に、家族やほかの相続人と次の点を話し合っておきましょう。

  • 依頼する人は誰か(業者との契約・鍵の受け渡し・当日の指示を担当する代表者)
  • 個人的に探してほしい物があるか
  • 入ってほしくない部屋や、触れてほしくない物があるか
  • 探してほしい物の保管場所に心当たりがあるか
  • 発見したときに誰へ連絡するか
  • 発見した現金や貴金属を誰が預かり、どこで保管するか

とくに決めておきたいのが、見つかった物の扱いです。

故人の現金や貴金属は、相続人全員に関わる財産です。

1人の判断で進めてしまうと、あとになって「知らないうちに持ち出したのでは」と疑われるきっかけになりかねません。

「見つかったらまず長男に連絡し、遺産の分け方が決まるまでは実家の金庫で保管する」というように、具体的に決めておくと安心です。

探してほしい物をリストアップする

家族で相談した内容は、リストにまとめておくと業者に伝えやすくなります。

まとめておきたいのは、次のような内容です。

  • 探してほしい物(通帳・印鑑・権利証・保険証券・現金など)
  • 金融機関名やメーカー名(〇〇銀行の通帳、腕時計のブランド名など)
  • 貴金属の素材・色・形(写真やイラストがあればなおよい)
  • 最後に見た時期
  • 心当たりの場所
  • 希望する捜索の範囲

心当たりの場所は、はっきりしていなくても大丈夫です。

「いつも同じ手提げで出かけていた」「現金は銀行の封筒に入れていた」などの記憶が、探す順番を決める手がかりになることもあります。

捜索の範囲については、すべての部屋を見てほしいのか、特定の1部屋だけでよいのかを考えておきましょう。

どこまで探すかで必要な時間や進め方が変わります。

見積もりで料金に含まれる範囲を確認する

見積もりを受け取ったら、契約の前に次の点を確認しておきましょう。

  • 基本料金に含まれる作業時間
  • スタッフの人数
  • 捜索してもらえる範囲
  • 時間内に見つからなかった場合に延長できるか
  • 延長した場合の追加料金
  • 見積もり以外の別料金が発生する条件

予定の時間内に探し終わらなかったときに、その場で延長できるのか、日を改めるのかは業者によって異なります。

延長した場合の追加料金とあわせて、見積もりの段階で聞いておきたい点です。

重要な説明は見積書などの書面に残してもらうと、ほかの家族とも同じ内容を共有できます。

株式会社昇永の重要物捜索作業の料金と依頼の流れ

株式会社昇永の重要物捜索作業の料金と依頼の流れ

株式会社昇永の「重要物捜索作業」では、通帳・印鑑・キャッシュカード・権利証・保険証券・貴金属・現金などの捜索に対応しています。

ここからは、弊社にご依頼いただく場合の料金と流れを紹介します。

株式会社昇永の重要物捜索作業の料金

株式会社昇永では、遺品整理とは別に「重要物の捜索だけ」を単独でご依頼いただくことが可能です。

作業は原則としてスタッフ2名でおこないます。

スタッフ2名・捜索3時間の場合の料金は、39,600円(税込)です。

※内訳

作業料金スタッフ1名5,000円×3時間×2名分=30,000円
諸経費スタッフ1名3,000円×2名分=6,000円
合計36,000円(税込39,600円)

必要な時間や人数は、部屋の広さや荷物の量によって変わります。

「2階の寝室と納戸だけ見てほしい」という場合と、「一戸建て全体を探してほしい」という場合とでは、かかる時間が異なるためです。

正式な料金は、ご自宅の状況をうかがったうえで、事前のお見積もりでご案内しています。

問い合わせから作業完了までの流れ

お問い合わせから作業完了までは、次の4つのステップで進みます。

①お問い合わせ・ヒアリング

電話・LINE・メールからご相談ください。

探したい物・お住まいの広さ・室内の状況・作業の希望日などをうかがいます。

②お見積もり

お見積もりは無料です。

ご自宅の状況を確認したうえで、必要な作業時間や人数を検討しご提示します。

作業内容や料金について気になることがあれば、どんなことでもお尋ねください。

説明にご納得いただいてから正式なご依頼となります。

③捜索作業

当日は、ご依頼内容を最終確認してから捜索に入ります。

スタッフ2名以上で分担し、見つかる可能性が高い場所から順に進めていく流れです。

部屋を区切りながら、収納や書類の束などを1つずつ確認します。

遺品整理とは異なり、物の搬出や処分はおこないません。

探していた重要物が見つかった場合は、事前に取り決めた連絡方法ですみやかにご連絡いたします。

④報告・引き渡し

作業が終わりましたら、結果をご依頼者さまへご報告します。

発見した物は記録に残し、内容をご確認いただいたうえでお引き渡しいたします。

重要物捜索作業に関するよくある質問

重要物捜索作業に関するよくある質問

最後に、重要物捜索作業についてよくいただくご質問に株式会社昇永がお答えします。

立ち会いなしでも依頼できますか?

はい、立ち会いなしでのご依頼にも対応しています。

遠方にお住まいの方や、お仕事などで都合がつかない方は、お問い合わせの際にご相談ください。

鍵の受け渡し方法や作業中の連絡手段、見つかった物のお引き渡し方法などを、事前に打ち合わせたうえで作業に入ります。

探したい物の保管場所がまったくわからなくても依頼できますか?

はい、保管場所の見当がつかない状態からでもご依頼可能です。

手がかりがない場合は、確認する場所を順に広げながら探していきます。

持ち主の人柄や生活の様子など、探し物とは直接関係がなさそうに思える情報が役に立つこともありますので、思いつく範囲でお聞かせください。

なお、探す範囲が広くなるぶん、必要な作業時間が長くなる場合があります。

捜索後に遺品整理も依頼できますか?

はい、続けて遺品整理もご依頼いただけます。

株式会社昇永では、捜索後の遺品整理に加えて、相続のご相談や、不要になった実家の売却についてもサポートしています。

弁護士や司法書士とも連携しているため、捜索のあとに必要になる手続きを、まとめてご相談いただくことが可能です。

貴重品や重要書類の捜索は株式会社昇永へご相談ください

貴重品や重要書類の捜索は株式会社昇永へご相談ください

重要物捜索作業は「大がかりな片付けや処分はまだしないけれど、いま必要な物だけは何とか探し出したい」という方のためのサービスです。

自分で探しても見つからない方や、実家が遠いといった事情で探す時間をとれない方にも向いています。

大切な物を不用品と一緒に手放してしまう前に、期限に追われて焦る前に、専門スタッフに任せる選択も考えてみてください。

株式会社昇永では、遺品整理の現場で経験を積んできたスタッフが重要物捜索作業を担当しています。

対応エリアは、東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県です。

ご相談とお見積もりは無料でおこなっています。

まだご依頼を決めていない段階でも、「実家の状況でも頼めるかな?」「料金の目安だけ知りたい」といったご質問からお気軽にお寄せください。

電話・LINE・メールから、お問い合わせいただけます。