横浜市は約375万人が暮らす、日本で最も人口の多い市です。
遺品整理業者も数多くあるため、「本当にこの業者で大丈夫かな」「もっと安く頼めるのでは」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
また、提示された金額が妥当なのか判断しにくく、なかなか依頼に踏み切れないという悩みもよく耳にします。
費用の判断をむずかしくさせる原因の一つが、基本料金のほかに発生する「追加費用」です。
追加費用は基本的に、作業内容に応じて正当に発生するものですが、まれに事前の説明がないまま請求されるケースもあります。
予期せぬ請求を避けるために、見積もりの段階で「どの作業にいくらかかるのか」「どのような場合に別途料金が発生するのか」を確認することが大切です。
この記事では、横浜市の遺品整理にかかる費用相場や追加費用が発生するケース、見積もり時に必ず確認したいポイントを詳しく解説します。
参考:横浜市「令和8(2026)年 人口・世帯数」
横浜市の遺品整理にかかる費用相場

遺品整理の費用は家の状況によって幅があるため、現地を確認しないと正確な金額は出せません。
それでも、おおよその相場を知っておくと、業者から提示された金額が妥当かどうかを判断しやすいです。
以下で、遺品整理の費用相場と基本料金に含まれる作業の範囲を解説します。
間取り別の費用目安
遺品整理の費用は、おもに部屋の広さと荷物の量によって決まります。
間取りごとの一般的な費用相場と、作業に必要な人数の目安は以下の通りです。
| 間取り | 料金相場 | 作業人数 |
| 1R・1K | 30,000円〜80,000円 | 1~2名 |
| 1DK | 50,000円~120,000円 | 2~3名 |
| 1LDK・2DK | 70,000円~250,000円 | 2~4名 |
| 2LDK・3DK | 120,000円~300,000円 | 3~5名 |
| 3LDK・4LDK以上 | 170,000円~ | 4~6名 |
表からは、同じ間取りであっても金額に幅があることがわかります。
金額の差を生む大きな要因は、家の中に残されている荷物の量です。
同じ1DKの部屋でも、必要最小限の家具しかないケースと、押し入れの奥まで物が詰め込まれ、生活用品が溢れているケースでは、人件費やトラック台数が異なります。
そのため業者は、間取り図だけを見るのではなく、実際の物量を確認したうえで見積もりを算出する仕組みをとっています。
また、「買取に対応しているか」「オプションを基本料金に組み込んでいるか」といった違いも、最終的な総額を左右する要素です。
上記の表やホームページなどに記載されている料金はあくまで目安と考え、正確な金額は現地見積もりで確かめましょう。
基本料金に含まれる作業の範囲
遺品整理業者が提示する「基本料金」には、おもに以下の作業が含まれます。
- 遺品の仕分け
- 荷物の梱包
- 室内からの搬出
- 車両への積み込み
- 不用品の運搬・処分
- 作業後の簡易清掃
業者によっては、 この一連の工程を基本料金の範囲内で対応している場合があります。
逆にいえば、この範囲を超える作業や特別な対応が必要になった場合、別途費用が発生するということです。
費用を少しでも抑えたいときは、自治体の回収日に合わせて自分で出せるごみを事前に処分しておきましょう。
まだ使える品をリユースに回して物を減らせば、業者の作業量も減って費用を下げられる可能性があります。
参考:横浜市「『リユース(再使用)』を検討してみませんか?」
遺品整理を進めるにあたっては、費用の総額だけでなく「誰がその費用を負担するのか」を親族間で明確にしておくことも重要です。
相続トラブルを避けるためのポイントは、次の関連記事で詳しく解説しています。
関連記事:遺品整理の費用、負担者はどう決まる?相続トラブルを防ぐポイント徹底解説!
横浜市の遺品整理で「別途費用」がかかるケース

見積もりの際に「別途費用」と聞くと、不当な請求ではないかと警戒する方もいるかもしれません。
しかし、基本料金に上乗せでかかる費用のすべてが悪質なわけではありません。
以下のケースでは、現場の状況や作業内容に応じて、正当な費用として追加料金がかかることがあります。
- 坂や狭い道など搬出に人手がかかるケース
- マンション・団地で搬出条件が厳しいケース
- 特殊清掃が必要なケース
- 遺品の供養やお焚き上げを頼むケース
- エアコン撤去や家電リサイクルが発生するケース
別途費用がかかる可能性がある条件を、順番に詳しくみていきましょう。
坂や狭い道など搬出に人手がかかるケース
横浜市は、起伏に富んだ坂の多い街として知られています。
丘陵地に立つ住宅街は、道幅が極端に狭かったり、家の前に階段があったりする地域も少なくありません。
このような立地では、荷物を積み込むトラックを玄関先に寄せられないことがあります。
トラックを離れた場所にしか停められない場合、荷物を抱えて手作業で運ぶ「横持ち」の作業が発生します。
移動距離が長くなるほど時間と体力を要するため、数千円から数万円の人件費が上乗せされるのが一般的です。
近くに駐車場がなければ、コインパーキング代が別途加わることもあります。
マンション・団地で搬出条件が厳しいケース
高層マンションでは、搬出時のルールが厳しく定められていることがあります。
エントランスや共有の廊下、エレベーターの内壁を傷つけないよう、保護シートやクッション材を貼る養生が欠かせません。
使えるエレベーターが限られていたり、作業時間が決められていたりする物件もあります。
段取りよく作業するためスタッフを増やせば、その分の人件費が費用に反映されます。
また、古い団地やアパートで、エレベーターがない上層階からの搬出も大きな負担です。
階段を使って大型のタンスや重い冷蔵庫を運び下ろす作業は危険をともなうため、通常よりも多くのスタッフを配置しなければなりません。
階数や荷物の量によっては作業員を増やす必要があり、人件費として数万円がプラスされる場合があります。
特殊清掃が必要なケース
孤独死や室内での事故などにより、血液・体液の付着や強い臭いが発生している場合は、通常の簡易清掃だけでは対応が難しいことがあります。
特殊な薬剤やオゾン脱臭機などの専用機材を用い、消臭・除菌・消毒処理を徹底的におこなう「特殊清掃」が必要です。
特殊清掃にかかる費用は、部屋の状態や作業範囲によって大きく異なります。
表面的な清掃で済む場合は数万円から対応可能ですが、床材や壁紙の張り替えまで必要な場合には数十万円に及ぶことも珍しくありません。
遺品の供養やお焚き上げを頼むケース
仏壇や、故人が大切にされていた品を処分することに、抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
通常の処分がしづらい品は、供養やお焚き上げをオプション作業として依頼できます。
ダンボール箱に供養してほしい品を詰め、業者の提携先でほかの方の品と一緒に供養してもらう「合同供養」であれば、1万円程度が目安です。
一方、ご自宅に僧侶を招いてお経をあげる「現地供養」を希望する場合は、2〜5万円程度かかります。
エアコン撤去や家電リサイクルが発生するケース
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目は「家電リサイクル法」の対象となっており、自治体の粗大ごみとしては出せません。
処分するには、製品ごとに定められたリサイクル料金を支払う必要があります。
料金はメーカーや大きさによって異なり、冷蔵庫なら4,000円〜6,000円程度、洗濯機なら2,500円〜3,500円程度が目安です。
業者に引き取りを依頼する場合、回収や運搬の手間は基本料金に含まれるのが一般的ですが、家電リサイクル料金は別途必要になるケースが多いです。
また、エアコンの取り外しは専門の工具や技術が必要なため、リサイクル料金とは別に取り外し工事費も発生します。
見積書を確認する際は、家電リサイクル料金が総額に含まれているか、あとから別途請求されるかを確認しておきましょう。
参考:一般財団法人 家電製品協会「リサイクル料金 主要メーカー一覧」
横浜市の遺品整理で避けるべき「不当な追加料金」のケース

正当な追加費用は事前に提示されるのに対し、悪質業者による不当な追加費用は、作業後に「後出し」で請求される傾向があります。
請求内容に疑問を感じたら、追加費用の理由を確認してください。
納得できる説明がない場合は、支払いを即決せず、ご家族や第三者(別の業者や消費生活センター)へ相談してください。
以下で悪質業者の代表的な手口を知って身を守りましょう。
見積もりを安く見せて当日に上乗せするケース
安い見積もりで契約させておき、作業当日に「物が多い」「トラックの台数が増えた」などの理由で料金を上乗せする手口です。
国民生活センターには、当初の見積もりの約2倍の金額を請求されたという相談も寄せられています。
荷物を積み込んだあとに追加費用を告げられると、依頼者は支払いを断りにくくなります。
この心理を逆手にとるのが悪質業者によくある手口です。
他社と比べて極端に安い見積もりには、注意してください。
独立行政法人 国民生活センター「こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル」
「無料回収」をうたう無許可業者のケース
「不用品を無料で回収します」「即日対応します」とうたう無許可業者とのトラブルも報告されています。
街中をスピーカーで案内しながら走るトラックや、ポストに投函されたチラシを見て、手軽さからその場で依頼してしまうパターンです。
無料とうたっておきながら、積み込み後に高額費用を請求されたという被害も出ています。
また、「無料回収」をうたう業者のなかには、家庭の不用品を回収するための許可を持たずに営業している事業者も少なくありません。
許可のない業者は、不適正処理や不法投棄につながるおそれがあります。
横浜市の環境局や国民生活センターも、違法な回収業者を利用しないよう強く注意を呼びかけています。
参考:横浜市「「無許可」の廃棄物回収業者に注意!」
環境局「違法業者による被害例」
国民生活センター「遺品整理を頼むときは、事業者選びは慎重に」
追加料金を防ぐために見積もりで確認したいポイント

トラブルを防ぎ、安心して遺品整理を進めるためには、事前の見積もり段階で業者をしっかり見極める必要があります。
受け取った見積書に「作業の内訳」と「追加料金の条件」が明記されているか、必ず確認してください。
見積もりの際に確認したいポイントは以下の4つです。
- 見積書が「一式」でなく内訳で示されているか
- 追加料金の発生条件が書面に書かれているか
- 廃棄物の処分方法が明記されているか
- 相見積もりを2〜3社で比較したか
見積書の確認点をそれぞれ詳しく解説します。
見積書が「一式」でなく内訳で示されているか
「遺品整理作業一式〇〇円」としか書かれていない見積書には注意が必要です。
何にいくらかかるのか詳細がわからず、あとから「この作業は一式に含まれていないから別料金」と言われた場合、反論しにくくなります。
信頼できる業者の見積書には、次のような項目が記載されています。
- 遺品の仕分け・梱包の作業費
- 搬出・運搬の人件費
- 処分費
- 家電リサイクル料金
- オプション作業(養生・特殊清掃・供養など)
- 買取がある場合の査定額と差し引き
内訳が細かいほど、どの作業にどれだけの費用がかかるのかを一目で把握できます。
追加料金の発生条件が書面に書かれているか
「どんな状況で追加料金が発生するのか」を事前に書面で確認できていれば、当日の不意打ちを防げます。
たとえば「見積もり時より荷物が増えた場合、1立方メートルあたり〇〇円を追加」といった条件です。
口頭だけでの説明はあとに残りません。
追加費用の条件と金額は、必ず書面で受け取りましょう。
廃棄物の処分方法が明記されているか
家庭から出る不用品を適正に処分・運搬するには、市町村が発行する「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。
この許可がなければ、回収した物を自治体の処理施設に持ち込めないため、山林や空き地への不法投棄につながるおそれがあります。
パソコンなどを引き渡した場合、確実なデータ消去をおこなわないまま転売されてしまい、個人情報が漏えいするリスクもあります。
トラブルを防ぐために、依頼する業者が自社で許可を持っているか、または許可業者へ委託しているかを確認しましょう。
参考:環境省「違法な不用品回収業者・ヤード業者の対策について」
相見積もりを2〜3社で比較したか
遺品整理を依頼する際は、可能であれば2〜3社から相見積もりを取りましょう。
1社の見積もりを見ただけでは、その金額が適正な相場に沿っているのか判断がつきません。
複数社を比較することで、費用感だけでなく、電話口での対応・説明の丁寧さ・見積書の細かさなどの違いが見えてきます。
同じ条件で依頼しているにもかかわらず、極端に高い、あるいは極端に安い業者がいれば、理由を遠慮なく質問してください。
横浜市の遺品整理は「先延ばし」に注意!思わぬ費用負担がかかるケースも

遠方にお住まいの場合、横浜まで足を運ぶのがむずかしく、つい片付けが後回しになりがちです。
しかし、誰も住んでいない家をそのまま放置すると、本来なら不要だったはずの作業費用がふくらむ原因になります。
ここからは、片付けの先延ばしが引き起こすトラブルと、費用負担がふくらむ具体的なケースを解説します。
時間が経つほど傷みが進み、清掃や原状回復の費用がかさむ
誰も住まなくなった家は、換気や手入れがされないことで傷みが一気に進みます。
とくに家の売却や賃貸を考えている場合、片付けの先延ばしは大がかりなハウスクリーニングや修繕を招く要因です。
早く動いていればそのまま使えたはずの畳や壁紙も、放っておくうちに色あせや剥がれが生じ、全面張り替えのリスクが高まります。
床や壁に染みついた汚れが頑固な黒ずみに変われば、基本料金内の簡易清掃では落とせなくなります。
長期間放置された影響で建付けが悪くなり、引き戸が開きにくかったり床がたわんでいたりする家では、荷物の運び出しに普段以上に慎重な作業が必要です。
スタッフの増員が必要になるなど、作業の手間が増えるぶん、結果的に搬出費用が上がるケースも少なくありません。
湿気や害虫で被害が広がり、作業の範囲が増える
横浜市は海が近く、夏の平均湿度は75%前後にのぼります。
丘陵地と谷あいが入り組む地形もあって、風通しが悪く湿気のこもりやすい環境になりがちです。
文部科学省の資料でも「温度25度・湿度70%の環境では数ヶ月でカビが繁殖する」とあり、夏の空き家はカビの温床となる条件がそろいます。
湿った空気がこもる室内では、衣類や壁はもちろん、木製家具や絵画など価値ある品にまでカビが広がってしまうこともあります。
また、水回りや残された食品から害虫が発生するケースも少なくありません。
ここまで状態が悪化した場合は、防カビ処理や害虫駆除を専門業者に頼むことになり、結果として作業の範囲も費用もふくらんでしまいます。
参考:気象庁「横浜(神奈川県)2025年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)」
文部科学省「1-4 温度・湿度データの記録と解析」
近隣への影響や行政の指導で、急ぎの対応に割増がかかる
横浜市は住宅が密集している地域が多く、空き家の放置がご近所トラブルに直結しやすい環境です。
庭の雑草が隣の敷地まで伸びたり、においや害虫の影響が広がったりすると、近隣住民から苦情が寄せられます。
管理会社や行政から対応を求められれば、急ぎで片付け作業の手配が必要です。
日程に余裕がない依頼には、特急の割増料金がかかる場合があります。
横浜市の遺品整理に関するよくある質問

横浜市での遺品整理を依頼する際に、多くの方が感じる疑問や不安をまとめました。
以下の4つについてQ&A形式で回答します。
- Q1. 遺品整理の費用は誰が払うのですか?
- Q2. 遺品の中から出てきた現金や貴重品はどうなりますか?
- Q3. 遺品整理はいつから始めればよいですか?
- Q4. 県外(東京など)の遺品整理業者に頼んでもよいですか?
安心して遺品整理業者へ任せられるよう、依頼の前に知っておきたい点を順番に解説します。
Q1. 遺品整理の費用は誰が払うのですか?
基本的には、相続人(遺産を受け取る権利がある人)が払います。
遺産をすぐに使えない場合は、相続人によって立て替えが必要になることもあります。
相続人が複数いる場合は、遺品整理の前に負担の割合を話し合っておきましょう。
借金などの負債がからみ、相続放棄を考えているケースでは、片付けに手をつける前に弁護士や司法書士へ相談してください。
Q2. 遺品の中から出てきた現金や貴重品はどうなりますか?
信頼できる業者であれば、作業中に見つかった現金や預金通帳、貴金属を記録し、すぐに依頼者へ連絡したうえで返します。
勝手に処分したり持ち去ったりはしません。
心配な場合は、契約前に「貴重品が出てきたときの扱い」を聞いておきましょう。
Q3. 遺品整理はいつから始めればよいですか?
法律や宗教の決まりとして「いつまでに片付けなければならない」という期限はありません。
ご自身の都合や、心の整理がついたタイミングに合わせて動いて大丈夫です。
一般的な慣習としては、四十九日の法要をひとつの区切りとされる方が多くいらっしゃいます。
親族が集まる機会に、形見分けや残す物の相談をまとめてできるためです。
Q4. 県外(東京など)の遺品整理業者に頼んでもよいですか?
業者の拠点が東京や他県にあっても、横浜市の許可業者と連携して処分できる体制があれば依頼可能です。
多くの遺品整理業者は、家庭から出る不用品を現地の許可業者に委託して処分する仕組みで運営されています。
近隣県の遺品整理業者でも、横浜市内の遺品を適正に処分できます。
横浜市の遺品整理は、見積もりで業者を見極めて選びましょう

遺品整理で後悔する理由の多くは、「高い業者に頼んだから」ではなく「よくわからないまま契約したから」です。
提示された金額だけで決めず、作業内容や追加費用の条件まで細かく確認すれば、不要なトラブルは避けられます。
遺品整理では、故人が遺した大切な品を業者の手にゆだねることになります。
だからこそ、価格の安さだけでなく、見積もりのときの説明や品物への向き合い方にも目を向けてみてください。
横浜市の遺品整理は株式会社昇永にご相談ください
株式会社昇永では、横浜市を含む首都圏で遺品整理・生前整理のお手伝いをしています。
お見積もりでは、項目ごとの費用をはっきりとご提示します。
事前にご説明した内容と見積もりに基づいてご案内し、追加費用が発生する場合は、作業前に理由と金額をご説明のうえ、ご同意をいただいてから対応します。
もちろん、不用品の処分も横浜市の許可業者と連携し、適正におこなっておりますのでご安心ください。
また、お電話やメールでの打ち合わせ、写真・動画を使った現状確認にも対応しております。
遠方から何度も足を運ぶ手間を省き、ご家族の心身の負担をできる限り減らせるよう丁寧にサポートいたします。
「費用の目安を知りたい」「まずは見積もりだけお願いしたい」という方も、お気軽にご相談ください。