【川崎市】遺品整理を始める前に知っておくべき注意点と処分ルール

「何から手をつければいいのか、まったく見当がつかない」

ご家族を亡くした直後、そう悩む方は少なくありません。

葬儀や手続きに追われるなか、遺品整理はどうしても後回しになりがちです。

とくに、遠方にお住まいの方にとっては、川崎市の不用品処分ルールを把握するだけでも大きな負担ではないでしょうか。

川崎市には、遺品整理などで大量の家庭ごみが出る場合に利用できる「一時多量ごみ制度」があります。

この制度を知らずに処分を進めると、余計な手間やトラブルが発生するケースも珍しくありません。

この記事では、川崎市のルールを踏まえた遺品整理の進め方・注意点を、自分でおこなう場合と業者に依頼する場合の両面から解説します。

川崎市で遺品整理を始める前に知っておきたい注意点

川崎市で遺品整理を始める前に知っておきたい注意点

川崎市で遺品整理を始める前に、不用品の処分ルールを知っておくことが大切です。

川崎市には独自の分別基準や制度があり、知らないまま動き出すとトラブルや二度手間につながるケースがあります。

不用品処分の際に押さえておきたいポイントは、以下の3つです。

  • 遺品整理で出た不用品は川崎市のルールに沿って処分する
  • 大量の家財が出る場合は「一時多量ごみ制度」を確認する
  • 回収業者へ任せる場合は処分ルートまで確認する

注意点をそれぞれ詳しく解説します。

遺品整理で出た不用品は川崎市のルールに沿って処分する

遺品整理で出た家具や衣類、食器などの不用品は「家庭系一般廃棄物」として川崎市の分別ルールに従って処分する必要があります。

遺品整理でよく出る品目と分別区分の目安を以下にまとめました。

遺品整理でよく出る物分類名(収集頻度)出し方のポイント
衣類・タオル普通ごみ(週2回)透明・半透明の袋に入れて出す。状態のよい古着は生活環境事業所への持ち込みでリサイクルも可
食器・グラス・花瓶普通ごみ(週2回)割れた物は厚紙に包んで「ワレモノキケン」と表記
書類・メモ帳・包装紙ミックスペーパー(週1回)紙袋に入れるか、ひもで結んで出す。汚れた紙・においの強い紙は普通ごみへ
なべ・フライパン・やかん小物金属(月2回)最長辺30cm未満(柄・取っ手・注ぎ口の長さを含まず)の金属製品が対象。袋に入れずそのまま出す
タンス・棚・机・椅子粗大ごみ(月2回)3日前まで(土日・年末年始を除く)に粗大ごみ受付センターへ申し込み(有料)。手数料は品目・サイズにより異なる
歯ブラシ・ハンガー・保存容器など50cm未満のプラスチック製品プラスチック資源(週1回)軽くすすぐか汚れを拭き取る。大部分がプラスチック素材なら、プラマークがなくても対象
飲料びん・調味料びん空きびん(週1回)キャップを外し中を洗ってから出す。割れたびんは厚紙に包んで普通ごみへ
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機家電リサイクル法対象粗大ごみでは出せない。購入した販売店に引き取りを依頼するか、指定引取場所へ持ち込む

細かい分別に迷ってしまう方のために、川崎市では無料の公式ごみ分別アプリを配信しています。

品目名を入力するだけで分別方法と収集日の確認が可能です。

参考:川崎市「川崎市のごみの分類」「ごみ分別アプリ配信しています

大量の家財が出る場合は「一時多量ごみ制度」を確認する

遺品整理で家一軒分の家財が出るような場合は、川崎市の「一時多量ごみ制度」の利用を検討しましょう。

一時多量ごみ制度は、川崎市が令和2年7月にスタートした制度です。

遺品整理や引越しなどで一時的に多量の不用品が出た場合、川崎市が許可した「一時多量ごみ許可業者」に有料で回収を依頼できます。

希望日にまとめて引き渡せるため、遠方の方や現地に何度も通えない方にも適しています。

一時多量ごみ制度を利用する流れは次の3ステップです。

  1. 川崎市の許可業者一覧から業者を選び、見積もりを取る
  2. 一時多量ごみ申込書を所在地管轄の生活環境事業所へ提出(オンライン可)
  3. 分別したごみを許可業者へ引き渡す

費用は不用品の量や搬出条件によって業者ごとに異なるため、必ず契約前に見積もりを取りましょう。

なお、一時多量ごみ申込書は原則として依頼者本人が記入する必要があります。

業者など第三者による代理記入には制限がかかる場合があるため、事前に管轄の生活環境事業所へ確認してください。

参考:川崎市 一時多量ごみ制度 

                       引越しなどで出る多量ごみは「一時多量ごみ制度」を利用しよう

               生活環境事業所一覧

回収業者へ任せる場合は処分ルートまで確認する

遺品整理や片付けの専門業者に不用品の回収まで依頼するときは、「どこで、どのように処分されるのか」まで確認しておくことが大切です。

遺品整理で出た大量の不用品(一般廃棄物)の回収・運搬ができるのは、川崎市が公表している「一時多量ごみ許可業者一覧」に掲載された業者です。

依頼する業者がどの許可業者と連携して処分をおこなうのか、委託先の業者名と許可番号をあわせて確認しておきましょう。

「古物商許可」や「産業廃棄物収集運搬業許可」の許可だけでは、遺品整理で出る家庭系一般廃棄物は扱えません。

川崎市は公式サイトで、「無料・格安回収」「即日対応」などをうたう業者のなかには、必要な許可を有していない場合があるとして注意喚起をおこなっています。 

トラックに積み込んだあとに高額な料金を請求されたり、回収された物が不法投棄されたりするトラブルも報告されています。

参考:川崎市「不用品回収業者を利用していませんか!?~料金トラブルや不適正な処理を防ぐために~

川崎市の遺品整理の進め方

川崎市の遺品整理の進め方

遺品整理の手順を誤ると、残すべきものまで処分してしまったり、親族間での揉めごとにつながったりするおそれがあります。

トラブルを避けるための手順を4ステップでお伝えします。

STEP1 遺言書やエンディングノートを確認する

遺品整理を始める前に、まず遺言書やエンディングノートの有無を確認してください。

たとえば遺言書に「机は長女に」などと記載があった場合、勝手に処分することはできません。

また、エンディングノートには故人が大切にしていたものや、ご家族に残したいと考えていたものが書かれていることもあります。

故人の思いを知るためにも、作業に入る前に確認しておきましょう。

もし封がされた手書きの遺言書が見つかった場合、開封前に家庭裁判所での「検認」(裁判所が遺言書の内容と状態を確認する手続き)が必要です。

検認せずに開封してしまうと、内容の改ざんを疑われるおそれがあります。

見つけた場合は、故人の住所地を管轄する家庭裁判所に連絡し、検認の手続きについて確認してください。

なお、公証役場で作成された遺言書(公正証書遺言)の場合は検認手続きは不要です。

遺言書の確認とあわせて、通帳・印鑑・土地の権利書・保険証書・年金手帳などの重要書類も先に保管しておきます。

重要書類は、引き出しの奥・押し入れの隅・本の間など、思わぬ場所から出てくることもあります。

一通りの確認が終わったあとに、もう一度丁寧に見直しましょう。

関連記事:エンディングノートの書き方と選び方完全ガイド【最新版】| 人生最後のメッセージを大切な人へ

STEP2 親族と相談して進め方を決める

重要書類の確認が済んだら、次に親族間で進め方を話し合います。

確認しておきたいのは、「形見分けの希望」「片付けへの立ち会いの有無」「処分してはいけない物の指定」です。

この段階で認識をそろえておかないと、あとから「勝手に捨てた」「聞いていなかった」というトラブルに発展するケースもあります。

骨董品・貴金属・美術品など、相続財産にあたる可能性がある物は、話し合いの結論が出るまで手をつけないのが鉄則です。

遺産分割協議(相続人全員で遺産の分け方を話し合う手続き)の前に処分してしまうと、相続の問題が複雑になりかねません。

また、遺品整理をご自身でおこなうか業者に依頼するかも、この段階で決めておくとスムーズです。

物の量・通える回数・体力面をふまえて、無理なく進められるかどうかで判断してみてください。

迷ったら遺品整理業者から見積もりを取ってみて、費用感をつかんでから考えると判断しやすいです。

STEP3 遺品を「残す・売る・捨てる」に仕分ける

親族間の方針が決まったら、遺品の仕分けに入ります。

仕分けのコツは「残す」ものを先に決め、それ以外を「売る」か「処分する」に分けて進めることです。

最初から「処分する物」を探そうとすると判断に迷いやすく、作業が止まりがちになります。

リユースや買取ができそうな物(家具・家電・ブランド品・貴金属など)は別に分けておきましょう。

また、パソコンやスマートフォンは、処分の前にかならずデータ消去をおこなってください。

個人情報やログイン情報がそのまま残っていると、悪用されるおそれがあります。

気持ちの整理がつかないものは「保留ボックス」を用意して一時的に保管し、時間を置いてから判断してみましょう。

どうしても手が止まってしまう場合は、遺品整理の専門業者を頼るのも1つの方法です。

数多くの現場を経験したスタッフが、第三者目線で一緒に仕分けを進めるため、ご家族だけでは決めきれなかった判断も前に進みやすくなります。

STEP4 不用品を川崎市のルールに沿って処分する

「処分する」と決めた物は、川崎市の分別ルールに従って種類ごとに分けたうえで処分します。

量が少なければ、通常の収集日に出すか、粗大ごみの申し込みで対応できます。

川崎市の粗大ごみ収集は月2回で、申し込みから収集まで日数がかかることもあるため、早めに手配しておくのがおすすめです。

一方、家一軒分の家財をご自身で処分するような場合は「一時多量ごみ制度」を活用しましょう。

希望日にまとめて引き渡せるため、遠方から通う回数を減らせます。

分別作業そのものが難しい場合には、分別から対応してくれる業者もあります。

ご自身で対応できる範囲を見きわめたうえで、必要に応じて専門業者を頼るのが効率的です。

川崎市で遺品整理業者に依頼する場合の費用

川崎市で遺品整理業者に依頼する場合の費用

遺品整理の費用は、荷物の量と住まいの環境によって大きく変わります。

見積もりの内訳を事前にしっかり確認することが、費用トラブルを防ぐ一番の対策です。

間取り別の費用目安

遺品整理業者の費用は、一般的に間取りを目安にした料金体系で提示されます。

以下の金額は、複数の遺品整理業者の情報にもとづく目安です。

実際の金額は荷物の量や作業条件で大きく変わるため、必ず現地見積もりで確認してください。

間取り料金相場作業人数
1R・1K30,000円~80,000円1~2名
1DK50,000円~120,000円2~3名
1LDK・2DK70,000円~250,000円2~4名
2LDK・3DK120,000円~300,000円3~5名
3LDK・4LDK以上170,000円~4~6名

費用には人件費・搬出費・処分費が含まれるのが一般的です。

特殊清掃(孤独死現場の清掃など)や遺品供養は別途オプション扱いとなるケースが多いため、必要な場合は見積もりの時点で伝えておきましょう。

物の量と住環境で費用が変わる

同じ間取りでも、荷物の量や建物の条件によって実際の費用は変わります。

とくに物の量は、人件費とトラック費用にそのまま影響します。

室内だけでなく物置や庭にも想定外の荷物があり、当日になって慌てるケースも珍しくありません。

古い工具・自転車・タイヤ・アウトドア用品など、重さや大きさのある物の処分は金額が上がりやすいです。

事前に室外もすべて確認しておきましょう。

また、搬出経路も費用に影響します。

エレベーターのないマンションでは、1階層ごとに追加料金が発生するのが一般的です。

建物の前にトラックを停められない場合は「横持ち作業」(人の手で離れた場所まで運ぶ作業)として別途費用がかかります。

特に川崎区・幸区などマンションが密集するエリアでは、駐車スペースの確保が難しく、トラックまでの運搬費用が加算されるケースも見られます。 

当日のトラブルを防ぐために、事前に搬出条件を業者と共有しておきましょう。

見積もりでは「どこまで含まれるか」必ず確認

見積もりを見る際に注意したいのは、「一式〇〇円」という記載です。

内訳がわからないまま契約すると、当日になって追加請求を受ける原因になりかねません。

見積書の確認ポイントは以下の3点です。

  • 人件費・処分費・搬出費がそれぞれ個別に明記されているか
  • 追加料金が発生する条件(階段搬出・横持ち作業・想定外の荷物など)が書面で示されているか
  • 一時多量ごみ制度の処分費が、見積もりとは別で発生するのか含まれているか 

電話だけで完結する見積もりは、実際の荷物量や搬出条件を反映できないため、当日に金額が変わるリスクが高くなります。

遠方にお住まいの方でも、見積もり時だけはできる限り現地で立ち会っておくと安心です。

川崎市で遺品整理費用を抑える方法

川崎市で遺品整理費用を抑える方法

処分する物の量を減らす工夫や、見積もりのとり方で費用を抑えることも可能です。

ここでは川崎市で使える具体的な方法を4つ紹介します。

まだ使える家具や家電はリユースする

家具や家電など、まだ使える物はリユースに回すことで、処分費用を抑えられます。

川崎市の「ジモティースポット川崎」なら、まだ使える不用品を無料で引き取ってもらえます。

川崎市民が対象ですが、故人の住所が確認できるもの(身分証や公共料金の通知など)を提示すれば、市外に住むご家族でも持ち込み可能です。

詳細は、ジモティースポット川崎へ直接お問い合わせください。

また、川崎市は中古品の買取・販売をしている店舗のリストも公開しています。

家具・家電・衣類・食器・趣味用品などは、処分を決める前に買取の対象になるかを確認してみましょう。

仕分けの段階で「リユース・買取に回す物」を分けておくと、あとの作業が効率的に進みます。

参考:川崎市「ジモティースポット川崎」「中古品の買取・販売をしている店舗リスト

買取対応の遺品整理業者を選ぶ

遺品整理業者によっては、骨董品・ブランド品・貴金属・家電などを査定し、その買取額を作業費から差し引いてもらえることもあります。

遺品整理と一緒に買取まで対応してもらえるため、ご自身でリサイクルショップを探して持ち込む手間が省けます。

買取をおこなうには古物商許可が必要です。

依頼する業者のホームページや名刺に許可番号が記載されているか、事前に確認しておきましょう。

また、適正価格での買取かを判断するために、査定額の根拠を聞くことも大切です。

自分で処分する物と業者に任せる物を分ける

衣類・書類・小物類は自分で分別して処分し、大型家財や搬出が難しい物だけを業者に依頼すれば、費用を抑えられます。

ただし、遠方にお住まいの方や体力的に不安のある方は、すべてを業者に任せたほうが負担が少なく済むこともあります。

無理をして体調を崩したり、何度も往復する交通費がかさんだりしては、かえって負担が大きくなりかねません。

ご自身の状況に応じた判断を大切にしてください。

複数社に相見積もりを取る

遺品整理業者を選ぶ際は、2〜3社から見積もりを取って比較すると、おおよその相場がつかめます。

金額に差が出た場合は、理由を業者に確認することで、不要な作業やオプションを外して費用を調整できることもあります。

また、「追加料金の条件が明確か」「川崎市の処理制度に対応しているか」「寄り添った対応があるか」という点も重要な比較ポイントです。

相見積もりは費用の節約だけでなく、業者の誠実さを確かめる機会でもあります。

川崎市の遺品整理は事前確認をしてから進めましょう

川崎市の遺品整理は事前確認をしてから進めましょう

遺品整理はいきなり始めるのではなく、事前に確認と準備をしておくことで余計な負担をかけずに進められます。

動き出す前に、次の3点だけ押さえておきましょう。

  • 川崎市の「一時多量ごみ制度」など、正しい処分方法を確認する
  • 遺言書や親族間での話し合いで方針を決めてから動く
  • ひとりで無理して進めず、親族や専門業者を頼る

遺品整理は、単なる不用品の片付けではありません。

故人との思い出を振り返り、ご遺族自身の心を整理するための大切な時間です。

ご自身の気持ちを優先して、無理のないペースで進めていきましょう。

とはいえ、「物が多すぎて終わりが見えない」「分別に時間がかかりそう」など、不安なまま止まっている方も少なくありません。

もし負担が大きいと感じたら、専門業者への依頼を検討するのも1つの方法です。
作業範囲や進め方は、状況に合わせて相談しながら決められます。 

気がかりだったことから解放され、家がすっきり整うことで、ようやく気持ちの区切りがつくことも多いものです。

川崎市の遺品整理でお困りの方は株式会社昇永へご相談ください

川崎市の遺品整理でお困りの方は株式会社昇永へご相談ください

川崎市での遺品整理にお悩みなら、株式会社昇永へご相談ください。

丁寧なヒアリングのもと、川崎市を含む首都圏エリアの遺品整理・生前整理を承っております。 

作業で出た家庭系一般廃棄物については許可業者に処理を委託し、川崎市のルールに沿った適正な処分を徹底しています。

また、遺品整理後に空き家となったご実家の不動産売却や、相続に関するお悩みもあわせてご相談が可能です。

弁護士や司法書士とも連携しているため、整理後に必要となる各種手続きまでまとめてお任せいただけます。

遠方にお住まいの方や、お仕事で時間が取りにくい方もご安心ください。

スマートフォンで撮影した写真・動画での現場確認や、電話・メールでの打ち合わせにも対応しています。

「まだ何も手をつけられていない」「途中で進め方に迷ってしまった」という方も、まずはお気軽にお問い合わせください。