遺品整理と生前整理の違いは?それぞれのメリット・デメリット

「遺品整理と生前整理は同じもの」というように認識している方は多いですが、大きな違いがあります。

今回は遺品整理と生前整理の違いについて、詳しく解説していきます。



遺品整理と生前整理の違いは?

先に結論を言うと、遺品整理は「死後に行うお片付け」。生前整理は「生前に行うお片付け」という違いがあります。

どちらも同じお部屋のお片付けですが、死後にお片付けを行うか、それとも生前にお片付けを行うかでメリットが大きく異なってきます。

ここからは遺品整理と生前整理の違いについて解説していきます。



お亡くなりになったあとのお片付けが遺品整理

遺品整理は、お亡くなりになった後に行うお片付けのことです。

少し前までは、遺品整理はご遺族が行っていましたが、近年の核家族化や少子高齢化の影響から、個人で遺品整理を行う方が増えてきました。

一人、あるいは二人と少人数で遺品整理を行うのはとても大変なことで、仕事やプライベートのスケジュールを調整するのが難しいという方が増えたことで、最近では遺品整理業者の需要が高まっています。

遺品整理業者は、ご遺品を「のこすもの」と「処分するもの(供養するもの)」などに仕分けしながらお片付けしていく他に、業者によってはハウスクリーニングや特殊清掃、買取サービス、不動産売買などのサービスを実施していることもあります。

業者やご遺族がお片付けを行うので、遺言書を作成していない場合はあなたの意思が尊重されず、処分して欲しくないものまで処分されてしまう可能性があります。



生前にお片付けを行うのが生前整理

遺品整理がお亡くなりになったあとのお片付けである一方で、生前整理とはあなたがお元気なうちに行うお片付けのことを指します。

お元気なうちに部屋のお片付けを行うことで、死後にご遺族が遺品整理をしやすいように遺品をあらかじめ仕分けしておくことができるので、あなたの意思を反映させることができるというメリットがあります。

また生前整理を行うことで、「これからの人生には何が必要なのか」を見つめ直すきっかけになるので、不要なものを処分して、必要なものだけに囲まれて余生を過ごすことができます。

そのため、生前整理と遺品整理の違いはあなたがお元気なうちに行うか、あなたの死後に行うかが大きな違いとなります。

生前整理は個人的に時間をかけて進めていくことができますが、生前整理を実施する業者に依頼して手伝ってもらうことで、さまざまなことを相談しながら生前整理を進めていくことができます。

家具や家電製品などの大きな不用品をスタッフが処分してくれるので、ケガなどのリスクを最小限にスムーズな生前整理が可能です。



業者なら生前整理と同時に遺品整理も相談できる

生前整理サービスを実施している業者では、遺品整理サービスも実施している場合が多いので、生前整理を依頼したときに遺品整理もまとめて依頼することができる場合があります。

あなたがお亡くなりになった後、遺族は諸手続や法要などさまざまなことに追われてしまうので、優良な遺品整理業者を探す余裕がないことも考えられます。

あなたが生前整理を依頼してみて、とても良い対応をしてくれた業者がいれば、その業者にあなたの死後に遺品整理をしてもらうよう相談することができます。



まとめ

遺品整理と生前整理の違いは、遺品整理は「死後に行うお片付け」であるのに対して、生前整理は「元気なうちに行うお片付け」という違いがあります。

遺品整理ではお亡くなりになった後にお片付けを行うので、あなたの意思が反映されずに遺品を整理されてしまうことも考えられますが、生前整理ではあなたの意思を尊重しながらお片付けを進めることができます。

株式会社 昇永では生前整理や遺品整理のお手伝いをさせていただいております。

弊社では、ご高齢者の方が生活のなかでお困りになっていることに対するサポート事業を実施しておりますので、何かお困りのことがあれば気軽にご相談ください。


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